[ 2010年2月] の記事一覧

九段南の地に移転して3年目になりました。

一から作り上げたクリニックのビルは、設計の構想段階から
プロジェクトに参加させていただきました。
たくさんの医療関係の展示会に足を運んだり、カタログを取寄せたり、
設計士の方とも何度も打ち合わせをして、
色々と悩みながら苦労してつくりあげました。

特に、ナースの城となるナースステーションでしょうか。
さまざまな設備の準備を診療の時間の合間を縫い行いました。

広々・・・とは決して申しませんが、
必要なものにはすぐに手が届く動線の良さ、使い易さ、
そのほか、引き出せる記録テーブルなど、細部にわたった工夫が
されているのです!

苦労しましたが、、、看護師の制服と合わせた、気持ちを和ませる
淡いピンクが基調の満足のいくナースステーションが出来上がりました。

動きやすく、スムーズに作業が進められ、連携の取りやすい城になっています。

こちらのクリニックでは
関西方面からお越しになる患者さまのために
定期的に京都でも治療を行っています。

東京と同じ治療を提供したいというドクターの想いから、
ナースやスタッフも交代で東京から毎週出張しています。

私たちナースは、診察を朝からきちんとスタートできるように
前日から東京での仕事を終えた後、夜のうちに京都に移動して
当日は早めに診療の用意をします。
診療中は忙しく動き回り、診療が終われば後片付けをして
慌ただしく東京への帰路につきます。
翌日も勤務がありますので、京都の風情を楽しむ余裕は残念ながらありません。

そんな私たちの密かな楽しみ、
それはお昼にクリニックから提供される京都ならではのお弁当とおやつです。
美味しいものがお好きな先生のお心配りでしょうか。
毎回、京都ならではの綺麗なお弁当やお菓子を用意してくださいます。

診療の合間にいただく京都の味わいは、
ささやかなスタッフの励みになっています。

京都出張-お弁当!!.jpg

入社当時、私は勤務のない日曜ごと、
アロマの勉強のため、スクールに通っていました。

こちらのクリニックでは、点滴を受ける患者さまに、
リラックスをしていただくためのアロマのマッサージをしております。

アロマセラピーは、植物から抽出した精油の香りや効用を用いて、
健康や美容に役立てる自然療法のひとつです。

統合医療に従事するナースたちも、
この自然療法に興味を持っているものは少なくありません。
植物の専門的な知識やテクニックを学ぶことで
現場で培った医療の知識と融合し、
患者さまを広い視点でケアしていけるという強みがあります。

治療に訪れる患者さまに、自ら"癒し"を提供できるというのは、
ナースにとってはうれしいことです。
中には本格的にセラピストを目指すナースもいるほどです。

私も、1級検定、インストラクターと資格を取得していきました。


アロマの知識を学んだことで患者さまやご家族とより深く、視野の広い
コミュニケーションを図る助けとなっております。
それは、アロマについての簡単なご案内や、アロマを使ったホームケアのアドバイスを
ナースの立場から行うことにより、患者さまが安心と、信頼していただく一歩に
つながっております。

また、アロマの知識を自分のリラックス法として、大いに活用
しております。

はじめてナースのユニフォームを支給されたとき、
いわゆる白衣が"ピンク"でびっくりしました。

実は、私の記念すべき初の出勤日は、新橋の第一ホテルではなく、
京都にあるクリニック分室への直行勤務だったのですが、
そこでは、ピンクのユニフォームと共に足元もピンクで統一されていて、
初日早々、軽いカルチャーショックを受けました。

最初は、ピンクなどとても恥ずかしくて、
どんな顔で患者さまと接したらいいのか舞い上がってしまいました。

ところが、いざ現場に出てみると、
患者さまからは「ソフトなイメージで良い」とか、「暖かみがある」など、
意外にも好評で、患者さまの目線からはそのように映るのかと驚きました。
そのユニフォームも今では、すっかり当たり前になりましたけれど。

しかしながら、色から受けるイメージはとても大切なことです。
暖かみのある色は体温を上げますし、
優しいピンクのユニフォームは、
知らずの内に、患者さまに安心感をあたえているのかもしれません。

今、色について、とても興味を持っています。
色から影響される様々な心理作用を学ぶことで、
患者さまとのコミュニケーションに役立つ事がたくさん見つかりそうです。