ページ内を移動するためのリンクです。

グループコンセプト

先端的医療に代替医療を組み合わせながら作り上げる人にやさしい医療を提供しています。

歳時記

京都人の日常に遭遇する錦市場~江戸時代開設の市場は、今も活気に満ちた「京の台所」

2009年 2月20日

 京都でも有数の繁華街として知られ、デパート・銀行が軒を連ねるビル街の河原町付近は、近代都市の活気に溢れている。錦市場は、その一帯でもっとも人出が多い四条通りの一筋北、寺町通から高倉通りまでの錦小通りに延びる東西390mの商店街。地元では「にしき」と呼ばれて親しまれている食料品総合市場のアーケードは緑・黄・橙色とカラフルなビニールで覆われており、その下に走る幅3・2mの小路の両側では、鮮魚店・乾物屋・青果店・雑穀屋など約130軒の専門店が暖簾をあげている。
 早朝からの昼近くまでは旅館・料亭での料理用の仕入れ客が多く、一転して午後からは一般家庭向けの商品へとライン・アップが変わり、日々のおかずの食材を求める主婦で賑わう。そんな錦市場は京都市のほぼ中心に位置していることからも「京の台所」として多くの京都市民の胃袋を満たしてきた。また、近年では観光スポットとしても人気が定着し、平日でも多くの観光客が踵を巡らせるようになった。
 開設された年月は明らかではないが、本格的な魚市場となったのは江戸時代に入ってから。そのような歴史を踏まえて店先に並ぶ湯葉や豆腐、麩、川魚などの京都の伝統料理や台所用品を眺めていると、周囲の活気はビル街のものとは異なり、江戸時代から脈々と受け継がれてきた「京都人の暮らしぶり」であることをうかがい知ることができる。